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ブリッジで治療したところが痛むのはなぜ?原因と対処法を解説!

2024年04月15日

歯を失ったところに新しい歯を補う治療法として選ばれることの多いブリッジですが、治療後に違和感や痛みを感じる方もいらっしゃいます。

せっかく治療してブリッジをいれても、痛みのためによく噛めないなどの問題がでてくると、何のために治療したのかわからなくなってしまいますね。

今回はブリッジで治療したところの痛みについて、その原因と対処法を解説します。
ブリッジ治療をお考えの方、ブリッジの治療後に痛みでお悩みの方はぜひ参考にしてください。

ブリッジとは?

まず、ブリッジとはどのような治療法なのか簡単におさらいしましょう。

ブリッジとは何かしらの理由で歯を失ったときに失った歯を補う治療法で、失った歯の両隣の歯を削って土台とし、連結させた被せ物を土台に橋のようにかけ、欠損した真ん中の歯を支えます。

取り外しができずしっかりと固定されているため、自分の歯と同じような感覚で噛むことができ、見た目や噛み心地も自然な仕上がりです。

インプラントのように外科的手術の必要がないため、糖尿病や高血圧などの持病をお持ちの方や、インプラントの手術がどうしても怖いという方でも安心して治療を受けられます。

ブリッで治療したところが痛む原因

ブリッジ治療をしたあとに痛みがあったり、その痛みが強いとしっかりと噛むことができなくなる場合があります。

いつ頃から痛み始めたのか、どの箇所が痛むのかによって痛みの原因が違います。
痛み始めたのは治療してすぐなのか、数年たってからなのか、支えとなっている歯が痛むのか、歯ぐきが痛むのかはっきりさせ、原因を探っていきます。

治療してすぐの痛み

治療後すぐの痛みは、土台となっている両隣の歯に神経があることで、刺激に敏感になっている可能性があります。

ブリッジ治療は土台となる歯を削る必要があり、削ることで神経が刺激を受けやすく、痛みを感じます。

削った直後からしみたり痛みがでたりといった症状がでてきますが、治療直後に痛みがでるのは珍しいことではありませんので、1ヶ月くらい様子をみて痛みが続くようであれば歯科医院を受診しましょう。

治療後、数年たってからの痛み

ブリッジには寿命があるため、長年の使用で劣化がすすむと、変形などから痛みやぐらつきの原因となります。
ブリッジの素材も寿命に関係しており、自費診療のセラミックよりも保険適用のプラスチックや金属のほうが劣化が早く寿命は短いです。

また、ブリッジは土台となる両隣の歯に失った歯の分も負担がかかり、長い間その負担を抱えているため土台となる歯が弱ってしまい、負担に耐えられず痛みを感じることがあります。

ブリッジの土台の歯が痛む

ブリッジの土台となっている歯がむし歯や歯周病になると、痛みがでる場合があります。

表面からはきれいに見えても、ブリッジの裏側は汚れが溜まりやすく、普段の歯みがきなどのお手入れがきちんとできていないとむし歯や歯周病のリスクが高まるため、注意が必要です。

また、土台となっている歯に神経がない場合、負担がかかったために割れたりヒビが入って痛みが出ていることもあります。

ブリッジの下の歯ぐきの痛み

ブリッジの下の歯ぐきが痛む場合は、歯周病の可能性が高いでしょう。

ブリッジの裏側は汚れが溜まりやすく、特に根本から歯ぐきにかけての汚れは歯周病の原因となります。

歯周病が進行すると歯ぐきが腫れたり膿がでたり、出血などの症状がでて痛みが続いたり、ブリッジと歯ぐきが触れると強い痛みを感じるといった症状が出てきます。

ブリッジで治療したところが痛むときの対処法

では、ブリッジで治療したところが痛むときはどうしたらいいのでしょうか。
痛みがあるときの対処法をいくつか紹介します。

早めに歯科医院を受診する

痛みを解決するには、まずは痛みの原因を探ることが大切です。痛む原因は様々なので、自己判断で放置していると悪化してしまい重症化する場合があります。
痛みが続くときは早めに歯科医院を受診しましょう。

一時的に痛みをやわらげる

痛みが気になるけど仕事や家庭の都合ですぐ受診ができない、歯科医院の予約がとれないといった場合は、一時的な応急処置として鎮痛剤の服用や患部を冷やすなどの方法があります。

しかし、どちらもあくまで一時的な応急処置になるので根本的な痛みの解決にはなりません。
一時的に痛みがおさまったからといって放置せず、できるだけ早めに歯科医院を受診しましょう。

別の治療法を検討する

ブリッジが合わない方や、土台となる歯が抜けてしまったときはブリッジ以外の治療法を考えてみましょう。

失った歯を補う治療法はブリッジだけではありません。
絶対にブリッジでなければならないということはありませんので、ドクターと相談のうえ、別の治療法を検討してみましょう。

まとめ

いかがでしたか。
今回はブリッジで治療したところの痛みの原因と対処法について解説しました。

痛みの原因は様々あり、自分でその原因を判断することはできません。

痛みを放置すると、ブリッジの再治療や、場合によっては別の治療法で根本から再度治療が必要になるなど、精神的にも経済的にも負担がかかります。

ブリッジ周辺に痛みがある場合は、早めに歯科医院を受診しましょう。