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ブリッジを長持ちさせるには、どんな方法がありますか?
2023年08月10日
ブリッジ治療は見た目もきれいで、噛み心地も違和感なく非常に天然の歯に近い状態で使用できます。
せっかく治療したブリッジなので、できるだけ長持ちさせたいと思っている方も少なくないと思います。
「ブリッジってどうやったら長持ちするんだろう?」「ブリッジ治療をしたけど、歯みがきは普通でいいの?」といった疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、ブリッジを長持ちさせる方法についてお話していきます。
長持ちする方法をしっかりと身につけて、できるだけ長く使えるようにしましょう。
ブリッジの特徴
まずは、ブリッジの特徴を簡単にまとめておきます。
ブリッジとは、失った歯の本数が1〜2本程度の時に両隣の歯を土台とし、橋のようにつながった人工の歯を被せる治療法です。
特徴
・天然の歯に近い感覚で違和感がない
・見た目が非常にきれいで人工の歯とは気づかれにくい
・外科的処置の必要がない
・取り外しの必要がなく、しっかりと固定されている
・治療期間が比較的短い
・材質によっては保険適用になり、その場合は治療費をおさえることができる
など、非常にメリットの多い治療法になります。
しかし、土台となる歯を削らなければならない、材質によっては治療費が高額になる場合がある、半永久的に使えるものではないなど、デメリットがあります。
ブリッジの寿命はどのくらい?
では、ブリッジの寿命はどのくらいなのでしょうか?
ブリッジの寿命は平均で7〜8年程度といわれており、口の中の状態やブリッジの材質によって決まってきます。
むし歯や歯周病、歯ぎしりや食いしばりなどが強い、日々のメンテナンスをしっかりと行っていないなど、歯やブリッジにとって良くない条件がそろってしまうと、その分寿命が短くなってしまいます。
また、保険適用の材質を使っている場合は、金属の部分が劣化するといったことも寿命を縮める要因です。
口の中の状態が良く、メンテナンスもしっかりと行っている場合は10年以上持つ場合もありますので、ブリッジを長持ちさせるには、口の中の状態が悪くならないようにメンテナンスを続ける必要があります。
ブリッジを長持ちさせる方法
それでは、ブリッジを長持ちさせる方法を具体的に解説していきます。
歯のみがき方に注意する
ブリッジを長持ちさせるためには、むし歯や歯周病を防ぐことが大切です。
ブリッジの人工の歯と歯ぐきの間に汚れがたまりやすくなるため、その部分を特にていねいにみがきましょう。
また、ブリッジの表面だけではなく、土台となっている歯とブリッジの境目もしっかりとみがき、できるだけ隙間に汚れを残さないようにします。
歯ブラシは強くこすってしまうと歯ぐきを傷つけてしまうので、力は入れずにブラシを細かく動かします。
専用グッズで手入れをする
ブリッジと歯ぐきの隙間には汚れがたまりやすく、細菌が繁殖し、むし歯や歯周病の原因となるため、隙間や境目を特にていねいにみがく必要があります。
隙間や境目をきれいにするためには、歯ブラシだけではなく、専用のグッズを使用しましょう。
<歯間ブラシ>
歯と歯の間や、歯と歯ぐきの間をきれいにします。
ブリッジと歯肉の間から差し込み、ブリッジの底をみがきます。
<スーパーフロス>
フロス(糸ようじ)にスポンジがついたものです。
ブリッジは歯がつながっているため、通常のフロスは通すことができませんが、スーパーフロスは通すことができるため、ブリッジのお手入れでは欠かせません。
歯ぎしりや食いしばりが強い方
歯ぎしりや食いしばりが強い方は、無意識ですが、歯に非常に大きな負担がかかっています。
負担が継続してかかると、ブリッジの破損につながりかねません。
日中であれば、意識して防ぐことはできますが、寝ているときはそうはいきません。
そのような方にはナイトガードがおすすめです。
ナイトガードは、寝るときにつけるマウスピースです。寝ている間の歯にかかる負担を軽減することができます。
歯ぎしりや食いしばりは、自分ではなかなか気がつきにくいものです。
心配な方は歯科医院で相談してみましょう。
定期的にメンテナンスや検診を受ける
ブリッジの治療が終わったらそれで終わりではなく、その後も定期的にメンテナンスや検診に通うことが大切です。
口の中や歯の状態は、自分では判断できません。
汚れ具合やみがき残しのくせなどは歯科医院でチェックしてもらいましょう。
また、噛み合わせなども診てもらい、ブリッジに余計な負担がかからないようにしましょう。
普段の歯みがきでは落としきれない汚れも、クリーニングできれいにしてもらえます。
ブリッジだけではなく、他の歯も良い状態を保つために定期的に診てもらうことが大切です。
まとめ
いかがでしたか?
今回は「ブリッジを長持ちさせるには?」についてお話してきました。
自分でできることと、歯科医院でメンテナンスをすること、その両方を併用することがブリッジを長持ちさせる秘訣です。
治療を終えたらそれで終わりではなく、その後の手入れをしっかりと行うことが大切になります。
ブリッジ治療で、見た目もきれいになり、噛み心地なども違和感なく快適に過ごせるようになったのですから、できるだけ長持ちさせていきましょう。