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初めてブリッジ治療を受ける時の流れは?
2022年11月10日
虫歯や歯周病などの影響で歯を失った場合、その治療法として、「ブリッジ」「入れ歯」「インプラント」があります。今回はブリッジ治療について紹介します。
ただ、ブリッジ治療といわれてもどんな治療法なのかわからず、不安に感じる人もいるでしょう。
そんな人のために、ブリッジ治療を受ける流れについて解説します。
ブリッジ治療とは?
ブリッジ治療は、欠損した歯の両隣にある健康な歯を支えとして、橋を架けるように人工歯を被せる治療法です。インプラントのような外科処置の必要がない、また歯にしっかり固定するため入れ歯と比べて噛む力があるなど、メリットの多い治療ともいえます。
ブリッジは条件を満たせば保険適用範囲内で治療を行うことが可能です。使用する素材などにより保険適用のルールが設定されているので、保険診療で治療が受けられるかは歯科医師に確認しましょう。
保険適用外になりますが、ジルコニアやセラミックといった白い材質のブリッジを使用すれば、審美性が高く、天然の歯のような仕上がりになります。
ブリッジ治療を受ける時の流れ
ブリッジ治療を受ける場合、歯のない部分の両隣の歯を削るなど、準備を整える必要があります。他にもブリッジを製作する工程もあります。初めてブリッジ治療を受けるという人は、全体的な治療の流れを把握して、治療を受ける時の参考にしてみてください。
抜いた歯の部分の歯肉が回復するまで待つ
虫歯や歯周病の影響で歯を抜いた時は、歯肉が炎症を起こしている可能性があります。歯肉の負担になる可能性があるので、状態が回復するまでブリッジ治療は行えません。
歯肉が綺麗な状態に治るまでは、歯を抜いてから1ヶ月程度はかかるといわれています。
ドクターが歯肉の状態をしっかりと確認し、問題ないと判断されればブリッジ治療が開始できます。
支えになる両隣の歯を削る
ブリッジ治療では残っている歯を支えにするため、歯がない部分の隣の歯を削り土台を作ります。治療のためとはいえ健康な歯を削ることになるので、ブリッジ治療のメリット・デメリットをしっかり理解し、治療を進めていきましょう。
歯の型を取って噛み合わせを記録する
患者さんの歯に合ったブリッジを製作するため、歯の型取りをします。粘土のような材質で歯の型を取り、噛み合わせをしっかり記録します。
その後、模型を作ってブリッジを設計していきます。ブリッジが完成するまでは仮の歯を入れて過ごします。
仮の歯を入れることで、歯が動いてしまったり噛み合わせが狂ったりしないように、しっかり対策します。
ブリッジを歯に架ける
ブリッジが完成した後は、患者さんの歯に合うか最終調整を行います。問題なく歯に合うと判断した場合は、ブリッジを架けるため、接着剤を使って装着していきます。
これでブリッジ治療は完了です。
ブリッジ治療の注意点
ブリッジ治療を受ければ、抜いた歯の部分が補えます。ただ、治療を受ける際にはいくつか注意点があります。どの治療にもいえることですが、メリットがあればデメリットもあるため、しっかりと治療への理解を深め、気になることはドクターに確認しましょう。
健康な歯を削る
ブリッジ治療では抜いた歯の両隣にある歯を削り、ブリッジの支えになる土台を作ります。虫歯や歯周病の症状がない健康な歯を削ったり、状況によっては歯を削る量が多くなることもあるため、デメリットついて理解することが大切です。
歯の欠損が多いと治療が受けられない
ブリッジ治療は残っている歯を支えとして利用するので、歯の欠損が多い場合には治療が受けられません。事前に歯の検査をしブリッジ治療が可能なのか判断するため、口腔状況によっては、ブリッジではなく入れ歯など他の治療が適切な場合もあります。
ブリッジの連結部分が汚れやすい
ブリッジを架けた時に支えとなる歯の連結部分は汚れが溜まりやすくなるため、重点的にケアをしましょう。ケアを怠ると、虫歯や歯周病の原因になる恐れがあるので注意が必要です。
ただ、日頃の歯磨きだけではケアが行き届かないこともあるので、ブリッジ治療を受けた後は歯科医院で定期的にメンテナンスを受けましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回はブリッジ治療の流れについて解説しました。
失った歯を補う方法として適切な治療法は何か、治療に対して希望することがあればカウンセリングを重ねて、ご自身に合った治療法をドクターと一緒に探していきましょう。