ブログ
歯を失ったときの治療法、ブリッジとインプラントを徹底比較!
2023年12月15日
歯を失ったとき、そのままにしておくのは様々なリスクがあります。
そのため何かしらの治療で、歯を補なわなければなりません。
「インプラントってよく聞くけど、どんな感じなの?」「どちらも歯をつけるみたいだけど、どう違うの?」
疑問や不安があって、どの治療を選んだらよいか決めきれない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は歯を補う治療法として、ブリッジとインプラントを比較します。
治療法で迷っている方はもちろん、そうでない方も知っておいて損はありません。
ぜひ参考にしてください。
ブリッジとインプラント、施術方法の比較
まずは一番の違い、施術方法を比較してみましょう。
ブリッジ
ブリッジは失った歯の両隣の歯を削って土台とし、セラミックや金属の連結した歯を被せて補う治療法で、土台となる歯に橋をかけるようにすることからブリッジと呼ばれます。
失った歯が1本から2、3本まで対応できますが、それ以上の本数になるとブリッジでの対応は難しくなります。
治療費に関しては、自費診療のものと保険適用になるものがあります。
素材によって見た目や金額が変わってきますので、治療費を抑えたい場合は、目立たない箇所であれば保険適用になる素材で治療する方法も検討してみましょう。
インプラント
インプラントは歯を失った部分の歯肉を切開し、あごの骨に穴をあけます。
そこにチタンやチタン合金の人工の根っこを埋め、その上にセラミックなどの人工の歯をセットする治療法です。
歯肉の切開や、あごの骨に穴をあけるため、局所麻酔による外科手術になります。
また、人工の根っこを埋めるだけの骨の量がない場合は、骨の量を増やす外科手術が必要になることもあります。
このように外科手術を行いますが、他の健康な歯を削る必要はありません。
1本から全ての歯に対応可能ですが、高血圧など全身疾患がある場合は施術できないことがあります。
治療費に関しては、例外として保険が適用になる場合がありますが、基本的には自費診療のため治療は高額になるといえます。
素材や治療箇所によって金額に違いがありますので、よく相談して選びましょう。
ブリッジとインプラント、機能面の比較
次に機能面の比較をしてみましょう。
ブリッジ
ブリッジの噛む力は、天然の歯のおおよそ6割程度と言われています。
しかし、これは土台となる歯の状態によって違いがでてきます。
土台となる歯の状態が悪ければ、噛む力も弱くなります。
前歯のブリッジなどは、硬いものを噛みきると土台の歯の負担が大きくなるので、注意が必要です。
ブリッジは固定式のため、歯がズレたりすることもなく、噛み心地としては天然の歯とほとんど変わらず違和感もないため、発音にもほぼ影響はありません。
インプラント
インプラントは、天然の歯とほとんど変わりなく噛むことができます。
また、インプラントは噛む力が十分にあるため、骨の吸収をおさえることができます。
通常であれば歯を失った部分は、骨が吸収されて痩せていきます。
しかし、インプラントを入れることで噛んだ衝撃が刺激になり、歯が痩せるのを防いでくれます。
違和感もほとんどなく、天然の歯と同じように使用できるため発音などにも影響がありません。
ブリッジとインプラント、治療期間の比較
忙しくてなかなか通院できない場合など、できるだけ治療期間は短くしたいと思いますが、治療期間はどうでしょうか。
ブリッジ
ブリッジは外科手術の必要がないため、治療期間は比較的短くて済みます。
歯の型をとって連結した人工の歯を作製するため多少の期間はかかりますが、おおよそ3~4週間ほど、通院回数は2回ほどで治療が終わります。
こちらも歯の状態によって治療期間が変わってくるため、歯の状態が悪い方は治療期間が少しのびる場合があります。
インプラント
インプラントの治療期間は個人差があるものの、おおよそ6ヶ月ほどになります。
現在主流の二次手術法だと、歯の根を埋める手術のあと、根をしっかりと定着させるため、数か月期間をおいてから人工の歯を取り付ける手術をします。そのため治療期間が長くかかってしまうのです。
虫歯や歯周病があれば、そちらを治療してからインプラントの治療となりますので、歯の状態が悪い方はその分治療期間が長くなります。
噛めるようになるまでの治療期間はかかりますが、通院回数自体は一次手術、二次手術、型取りをしてからの装着とそこまでありません。
ブリッジとインプラントのメリット・デメリット
メリット・デメリットについても簡単に比較しておきましょう。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
ブリッジ |
|
|
インプラント |
|
|
まとめ
いかがでしたか。
今回はブリッジとインプラントを比較してきました。
治療法や治療期間、メリット・デメリットもそれぞれ全く違うので、何を重視して治療したいのかしっかりと考えて治療法を選択しましょう。
歯の状態や口内環境によって希望通りの治療法で治療できない場合もあります。
歯の治療は高額になる場合もありますし、やり直しが簡単にできるわけではないので、ドクターとよく相談して後悔しない治療法を選びたいですね。