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セラミックはなぜ銀歯に比べて虫歯が再発しにくいのでしょうか? [2019年08月01日]

西荻窪の善福寺歯科クリニックです
今回は「セラミックの二次虫歯の予防効果」についてお話しします。
セラミックのメリットの一つに「二次虫歯を予防しやすい」というのがあります。

確かに銀歯だと二次虫歯が起こりやすく、実際に二次虫歯の繰り返しに悩まされている人も多いでしょう。
その点、二次虫歯を予防しやすいセラミックのメリットは大いに惹かれますが、
そもそもなぜセラミックにすると二次虫歯を予防しやすくなるのでしょうか。

二次虫歯とは

二次虫歯とは虫歯の再発で、つまり一度虫歯治療した歯が再度虫歯になることを意味します。
本来、虫歯治療で削った歯は詰め物で処置して細菌が入り込むのを防いでいますが、
この詰め物に隙間が生じてしまうとそこから細菌が入り込み、二次虫歯が起こってしまうのです。

つまり、二次虫歯を予防するには口の中を清潔にすることはもちろん、
それだけでなく詰め物に隙間が生じるなどの状況を起こさないようにしなければなりません。
しかし銀歯の場合はそれが難しく、そのため銀歯を使用する人の多くが二次虫歯に悩まされています。

セラミックが二次虫歯を予防しやすい理由

さて、セラミックには二次虫歯を予防しやすいメリットがありますが、
ではなぜセラミックだと二次虫歯を予防しやすいのか?…その理由として次のことが挙げられます。

プラークが付着しにくい

虫歯の原因菌はプラークに含まれており、そしてプラークは歯に付着します。
ところがセラミックは材質的に表面がツルツルしていますから、そのためプラークが付着しにくいのです。
プラークが付着しにくいことで清潔な状態を維持しやすく、二次虫歯を予防しやすくなっています。

接着が剥がれにくい

銀歯はそもそも歯と接着させられないため、専用の接着剤を使って接着させています。
そのため劣化による接着の剥がれが起こりやすく、長く使用しているとそれによって隙間が生じてしまいます。
一方、セラミックは歯との接着の相性が良く、そのため接着が剥がれにくいのです。

サイズの誤差が生じにくい

詰め物は歯を削った箇所にピッタリと収めなければならず、
ここで誤差が生じるほど隙間も生じやすくなります。
その点、セラミックは誤差が生じにくい製作過程になっており、そのため隙間が生じにくいのです。

二次虫歯が怖い理由

虫歯が怖い病気なのは言うまでもないですが、二次虫歯はより深刻で、絶対に予防しなければなりません。
では、なぜ二次虫歯はそこまで怖い病気なのでしょうか?…その理由を次にまとめます。

発見しづらい

二次虫歯は目で見て発見するのが難しく、なぜなら見た目上は詰め物で処置されているからです。
このため歯の変色などから虫歯を発見できず、特に神経を除去している場合は痛みすら感じません。
そうなると二次虫歯はどんどん進行していき、知らない間に重症化してしまうでしょう。

繰り返すことで歯を失う

虫歯は放置すれば最終的に歯を失ってしまいますが、
二次虫歯は例え治療してもそれを繰り返すことで確実に歯を失います。
二次虫歯で歯が溶かされて治療で歯を削る…これを繰り返せば歯が徐々に失われていくからです。

お金と時間の問題

二次虫歯が起こればそれを治療するためにお金がかかり、また通院するための時間も必要です。
1本の歯に対して何度も治療にお金や時間をかけることは、考えてみると勿体ないですよね。
つまり、二次虫歯はお金と時間においても問題をもたらしてしまうのです。

セラミックのその他のメリット

二次虫歯を予防するためにセラミックは効果的ですが、ただセラミックは費用が高いという欠点があります。
このため、二次虫歯の予防だけを目的にセラミックにするのは抵抗がある人もいるでしょう。
そこで、二次虫歯の予防以外のセラミックのメリットを挙げてみます。

審美性が高い

要するに見た目の美しさで、これをセラミックの最大のメリットと考える人もいるでしょう。
銀歯と比較してセラミックは美しく、銀歯どころか天然の歯と比較しても見劣りしない美しさを誇ります。
白さの加減も調節できるため、自分の天然の歯の色に合わせた自然な白さを再現可能です。

長持ちしやすい

これについては毎日のケアが前提で、いくらセラミックでもケアを怠れば長持ちしないでしょう。
一方で、ケアを欠かさなければセラミックは長持ちしやすく、
これは保険診療の銀歯と自由診療のセラミックの素材の差によるものです。

金属アレルギーの心配がない

セラミックは陶器であり、つまり茶碗や湯呑みと同じ素材です。
このため、銀歯と違って金属アレルギーの人でも安心して使用できるのがセラミックの強みです。
ただしメタルボンドは例外で、このタイプのセラミックは内部に金属を使用しています。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、セラミックの二次虫歯の予防効果についてまとめます。

1. 二次虫歯とは :一度虫歯治療した歯に虫歯が再発することで、銀歯に多い問題
2. セラミックが二次虫歯を予防しやすい理由 :プラークが付着しにくい、接着が剥がれにくいなど
3. 二次虫歯が怖い理由 :発見しづらい、繰り返すことで歯を失う、お金と時間の問題
4. セラミックのその他のメリット :審美性が高い、長持ちしやすい、金属アレルギーの心配がない

これら4つのことから、セラミックの二次虫歯の予防効果について分かります。
単に費用だけで比較すれば、セラミックよりも銀歯を選択する人がほとんどだと思いますが、
セラミックにはその費用に見合った価値があることも知っておきましょう。
見た目の美しさは確かにセラミックの大きなメリットですが、
それに加えて歯の健康を守って二次虫歯を予防しやすいという大きなメリットもあるのです。

噛み合わせの悪いことは治療が必要なほど問題があるのですか? [2019年07月01日]

西荻窪の善福寺歯科クリニックです
今回は「噛み合わせの悪さが原因で起こる問題」についてお話しします。
歯科医に噛み合わせの悪さを指摘されても、特に大きな問題と考えない人が多いですね。

確かに、噛み合わせの悪さは自覚しにくく、例え自覚していても虫歯のような痛みはないですし、
そもそも噛み合わせの悪さは病気ではないため、深刻に考えない気持ちは理解できます。
しかし、噛み合わせが悪いとそれが原因で様々な問題を引き起こすのです。

虫歯になりやすい

噛み合わせが悪い人は虫歯になりやすく、その理由はいくつかあります。
まず噛み合わせと同時に歯並びも悪ければ、歯磨きがしづらく磨き残しが多くなってしまうでしょう。
また、噛み合わせが悪いと噛み合わせた時に歯と歯がぶつからず、プラークが剥がれにくくなります。

さらに噛み合わせの悪さで口呼吸になっていれば、唾液が蒸発して細菌が流れにくくなってしまうのです。
そして、これらはいずれも虫歯になるリスクを高める原因であり、
つまり噛み合わせが悪いと虫歯になりやすくなります。

歯周病になりやすい

歯周病の原因菌はプラークに含まれているため、
上記の「虫歯になりやすい」と同様の理由で歯周病にもなりやすいでしょう。
他にも、噛み合わせが悪いと噛み合わせた時に歯肉に負担を与え、炎症を引き起こすことがあります。

この炎症は起こった当初こそ歯肉炎ですが、進行することで本格的な歯周病になってしまうのです。
また、噛み合わせの悪さで口呼吸になった場合、口の中が乾いて嫌気性菌の働きが活発になります。
嫌気性菌は歯周病の原因菌でもあるため、その働きが活発になることで歯周病になりやすくなるのです。

慢性的な頭痛や肩こりが起こる

頭痛や肩こりは疲労などが原因で起こりやすい一方、噛み合わせの悪さが原因でも起こります。
なぜなら、噛む時に使用する筋肉が頭の横や肩にかけてつながっているからです。
具体的には、噛む時に使用する広頸筋は首から肩にかけてつながっています。

さらに側頭筋は顎関節から頭の横にかけてつながっており、
いずれの筋肉も噛み合わせが悪いことで悪い影響を受けてしまうのです。
この問題で深刻なのは、頭痛や肩こりの原因が噛み合わせの悪さにあることにまず気づかないことでしょう。

顎関節症になりやすい

顎関節症は噛み合わせが正常でも発症しますし、発症がきっかけで噛み合わせが悪くなることもあります。
ただ、噛み合わせが悪いと発症しやすくなり、さらに重症化もしやすくなるのです。
顎関節症になると顎の痛み、口が開かない、顎を動かすと音がするなど、様々な症状を引き起こします。

また耳鳴りや目まいや腰痛といった症状も引き起こすため、体調も優れなくなってしまうでしょう。
聞き慣れない病気だと思うかもしれませんが顎関節症は重症化すると深刻で、
例えば状態によっては治療において外科治療を必要とするケースもあるのです。

歯科治療の精度に影響する

噛み合わせが悪く、また歯並びも悪ければ歯科治療の精度が落ちてしまいます。
本来見えるはずの箇所が見えなければ、虫歯や歯周病の発症を見落としてしまう可能性がありますし、
歯の生え方が正常でなければ虫歯治療で神経付近を削ることになり、強い痛みも感じてしまうでしょう。

また、治療において歯が欠けたり割れたりするなどの事故が起こりやすくなります。
これは歯科医の腕が良ければある程度回避できる問題ではありますが、
それでも歯並びが正常な人に比べると問題が起こりやすくなることも事実です。

顔の見た目が悪くなる

噛み合わせの悪さは審美面に大きく影響し、噛み合わせが悪い人は顔の見た目が悪くなってしまいます。
まず歯並びが悪くて噛み合わせが悪い場合、歯並びの悪さ自体が口元の見た目を悪くさせるでしょう。
また、噛み合わせが悪いと顎が歪んでしまい、顎が歪むことで顔の輪郭も歪んでしまうのです。

そして、顔の輪郭が歪んでしまえば顔の見た目が悪くなってしまい、
このように噛み合わせの悪さは顔の見た目の悪さにつながってしまいます。
人によってはそれがコンプレックスになってしまいますから、その場合は心の健康も害してしまうでしょう。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、噛み合わせの悪さが原因で起こる問題についてまとめます。

1. 虫歯になりやすい :歯並びも悪ければ、歯磨きの精度が落ちて磨き残しが多くなるため
2. 歯周病になりやすい :噛み合わせ時に歯肉に負担を与え、炎症が起こることで歯周病に進行する
3. 慢性的な頭痛や肩こりが起こる :側頭筋や広頸筋などの噛む筋肉が悪い影響を受けてしまうため
4. 顎関節症になりやすい :顎関節症が発症しやすくなり、また重症化もしやすくなる
5. 歯科治療の精度に影響する :歯並びや噛み合わせが正常でなければ、診察時に見づらい箇所が多くなる
6. 顔の見た目が悪くなる :顎の歪みは顔の輪郭の歪みになり、顔の輪郭の歪みは顔の見た目を悪くさせる

これら6つのことから、噛み合わせの悪さが原因で起こる問題について分かります。
噛み合わせの悪さは思わぬことが原因で起こることもあり、
例えば詰め物や被せ物の高さが少し合っていないだけで噛み合わせは悪くなってしまいます。
口の中だけでなく全身の健康にも悪い影響を与えるため、噛み合わせの悪さは無視できない問題です。

セラミックにすると虫歯が再発しにくいのはなぜ? [2019年06月01日]

西荻窪の善福寺歯科クリニックです。
今回は「セラミックのメリット」についてお話しします。
セラミックのメリットと言えば、真っ先に挙がるのは審美性の高さだと思います。

確かに、目立つ銀歯に比べてセラミックは美しく、天然の歯に近い自然な白さを再現していますからね。
しかし、セラミックのメリットはそれだけではありません。
機能性においても優れており、例えば虫歯が再発しにくいメリットもあります。

虫歯の再発の流れ

一度虫歯治療した歯が再度虫歯になることを二次虫歯と呼び、大人の虫歯治療の多くはこの二次虫歯によるものです。
一般的に虫歯治療では患部を削り、その後で詰め物や被せ物で処置します。

このため、通常なら詰め物や被せ物によって細菌の侵入を防げるのですが、これらの人工物の接着が剥がれるなどの問題が起こった場合、そこから細菌が侵入してしまいます。
そうすると治療した箇所に虫歯が再発し、二次虫歯が起こってしまいます。

セラミックが二次虫歯を予防しやすい理由

詰め物や被せ物をセラミックにすると二次虫歯を予防しやすくなります。
まずセラミックは材質的にツルツルしており、そのためプラークが付着しにくくなっています。
細菌の棲み処であるプラークの付着を防げることは、二次虫歯の予防において大きな効果があります。

またセラミックは歯との接着の相性も良く、銀歯に比べてしっかりと接着します。
さらに製作過程におけるサイズの誤差も生じにくいため、歯との間に隙間が生じにくいのです。
このため細菌の侵入を防ぎやすく、その点も二次虫歯の予防効果が高い理由です。

セラミック以外だと二次虫歯の予防は難しい

実際のところ、セラミック以外の詰め物や被せ物だと二次虫歯の予防は難しくなります。
詰め物や被せ物で処置した歯は象牙質が露出しており、エナメル質で保護された健康な歯に比べて細菌に感染しやすい状態になっています。

ですから、接着の剥がれが起こりやすい銀歯では二次虫歯の予防は難しいのです。
また、見た目の上では詰め物や被せ物で覆われているため、二次虫歯が起こっても目で確認できません。
さらに神経を失っている場合は痛みも感じませんから、二次虫歯には自覚しづらい問題もあります。

二次虫歯の怖さ

そもそもなぜそこまで二次虫歯を警戒するのか?…それは二次虫歯が怖い虫歯だからです。
二次虫歯になれば虫歯によって歯が溶かされますし、治療においても歯を削るため、それを繰り返してしまうことで歯はどんどん失われていきます。

また、二次虫歯は自覚しづらいため進行を許しやすく、そのため重症化しやすいのです。
虫歯の重症化は歯を失うだけでなく、場合によっては大きな病気をも招きます。
初めての虫歯ももちろん怖いですが、こうした理由から二次虫歯はより深刻で怖い虫歯です。

セラミック治療とは

セラミック治療とは、詰め物や被せ物をセラミックにするための治療であり、既に銀歯を使用している人がセラミックに交換することも可能です。
セラミックは健康保険が適用されないため費用は高いものの、それに見合った価値があるのも事実です。

「審美性の高さ」、そしてここでお伝えした「二次虫歯の予防のしやすさ」、これらに加えて「金属アレルギーが起こらない」、「長持ちしやすい」などのメリットもあります。
これらはいずれも銀歯にはないメリットであり、近年ではセラミック治療を希望する人が増えています。

セラミックの種類

セラミック治療で使用するセラミックには種類があります。
全てのセラミックの中で最も美しく、最も機能性に優れたオールセラミック、レジンとセラミックの中間的な材質で、費用が安くお手軽さのあるハイブリッドセラミックがあります。

また、金属のフレームを使用しており耐久性の高いメタルボンド、人工ダイヤモンドを使用しており、メタルボンド同様に耐久性の高いジルコニアセラミックがあり、これらの中から好きな種類のセラミックを選択できます。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、セラミックのメリットについてまとめます。

1. 虫歯の再発の流れ :虫歯治療した歯が再度虫歯になることを二次虫歯と呼ぶ
2. セラミックが二次虫歯を予防しやすい理由 :プラークが付着しにくく、接着もしっかりしているため
3. セラミック以外だと二次虫歯の予防は難しい :虫歯治療で削った歯は細菌に感染しやすい状態
4. 二次虫歯の怖さ :虫歯と治療を繰り返すことで歯を失い、また自覚しづらい点から進行を許しやすい
5. セラミック治療とは :詰め物や被せ物の材質をセラミックにするための治療
6. セラミックの種類 :オールセラミック、ハイブリッドセラミック、メタルボンド、ジルコニアセラミックの4種類

これら6つのことから、セラミックのメリットについてまとめます。
セラミックは見た目の美しさから、詰め物や被せ物の審美性を高めるだけのものだと思われがちですが、二次虫歯を予防しやすく、実は機能性としても高い特徴を持っています。
つまり、歯を美しくするだけでなく歯を守る効果もあり、それもまたセラミックが主流になりつつある理由です。

顎関節症の症状、原因を教えてください [2019年05月01日]

西荻窪の善福寺歯科クリニックです
今回は「顎関節症の説明」についてお話しします。
顎関節症とは顎の筋肉や関節の病気です。

その治療は一般的に口腔外科で対応できますが、口腔外科は歯科と併用されていることが多く、その点から分かるとおり顎関節症は口の中の状態が深く関係してくる病気です。
そこで、ここでは顎関節症をテーマにして、起こる症状が発症の原因などについて説明していきます。

顎関節症の原因

顎関節症の原因としては、主に次のことが挙げられます。

原因1. 噛み合わせが悪い

噛み合わせが悪いと顎関節に負担がかかるため、顎関節症が発症しやすくなります。
また歯並びが悪い場合も同様で、なぜなら歯並びが悪い以上、噛み合わせも悪い状態にあるからです。
噛み合わせの悪いと、顎関節症だけでなく虫歯や歯周病も発症しやすくなります。

原因2. 歯ぎしりや食いしばり

歯ぎしりや食いしばりを継続的に行うと、顎関節に負担がかかって顎関節症の発症の原因になります。
この場合に問題となるのは、そもそも歯ぎしりや食いしばりはなぜ起こるのかという点ですが、単に癖で起こっている以外にも、疲労やストレスが原因で起こることもあります。

原因3. 衝撃による外傷

衝突するなど、顎が強い衝撃を受けることで顎関節に大きな負担がかかり、それが原因で顎関節症が発症するケースもあります。
外傷…つまりケガは治ったとしても、顎関節症がそのまま続く可能性があります。

顎関節症の症状

顎関節症の症状として代表的な症状は限られているものの、細かいものを含めれば様々な症状が起こるため、症状から顎関節症と判断しにくいのが問題です。

症状1. 顎の痛み

顎関節はもちろん、こめかみや周辺の頬まで痛むことがあります。
痛みの特徴として常に痛むのではなく、顎を動かすことで痛みを感じます。
仮に常に顎が痛むのであれば、それは顎関節症ではなく別の原因だと考えられます。

症状2. 大きく口が開かない

正確には開口障害と呼ばれる症状で、口は開くものの、大きく開くことができなくなります。
本来、口は40ミリ~50ミリほど開くことでき、これは指を縦にして3本口に入るくらいの大きさです。
しかし、開口障害になると指を縦にして2本口に入るほどしか口が開かなくなります。

症状3. 顎を動かすと音がする

音の表現が難しいのですが、顎を動かした時に「カクカク」や「ミシミシ」などの音がする症状です。
関節雑音とも呼ばれ、これらの音が耳の近くから聞こえます。
最も、この症状だけであれば、現在発症している顎関節症はそれほど深刻な状態ではありません。

症状4. 噛み合わせが変わる

顎関節症になると顎関節や筋肉に異常が起こり、顎の動きに変化が生じるため噛み合わせが変わることがあります。
噛み合わせが変わった場合、噛み合わせた時に普段と違う違和感があります。

症状5. 口が完全に閉じない

顎関節症の代表的な症状ではあるものの、この症状が起こるケースは非常に稀です。
顎関節症によって顎関節の構造に異常が起こった場合、歯列に影響することがあります。
そして、歯列の状態によっては口を完全に閉じることができなくなります。

<その他の細かい症状>
頭痛、腰痛、肩こり、耳の痛み、背中の痛み、耳鳴り、めまい、目の充血、目の疲れ、歯の痛み、舌の痛みなど

顎関節症の予防方法

顎関節症を予防するには、次の方法が効果的です。

予防方法1. 噛み合わせを改善する

噛み合わせが悪いと顎関節症が発症しやすく、さらに重症化しやすい傾向があります。
このため、噛み合わせが悪い場合は正常に正すための治療をしましょう。
歯並びが悪ければ矯正治療、また詰め物や被せ物の高さの調整で改善できることもあります。

予防方法2. 疲労やストレスの蓄積を防ぐ

疲労やストレスの蓄積は、顎関節症の原因となる歯ぎしりや食いしばりの癖を起こさせます。
そこで、充分な睡眠や入浴によるリラックスなどで疲労やストレスを解消してください。
また睡眠中の無意識な歯ぎしりの場合は、専用のマウスピース装着で対処できます。

予防方法3. 顎に負担がかかる癖をなおす

人間の癖の中には、顎関節症の原因となるものがあります。
頬杖、うつ伏せ寝などがこれに該当しますが、大まかに言えば、基本的に顎に負担がかかる癖はどれもなおした方が良いでしょう。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、顎関節症の説明についてまとめます。

1. 顎関節症の原因 :噛み合わせが悪い、歯ぎしりや食いしばり、衝撃による外傷
2. 顎関節症の症状 :顎の痛み、大きく口が開かない、顎を動かすと音がする、噛み合わせが変わるなど
3. 顎関節症の予防方法 :噛み合わせの改善、疲労やストレスの蓄積を防ぐ、顎に負担がかかる癖をなおす

これら3つのことから、顎関節症の説明について分かります。
重要なポイントとして、顎関節症の原因に噛み合わせの悪さが挙げられますが、歯並びや噛み合わせの悪さは病気ではありません。
しかし、これらは顎関節症の原因となるため、歯並びや噛み合わせの悪さは決して無視できない問題だということです。

セラミックの歯の治療期間はどの程度かかる? [2019年04月01日]

西荻窪の善福寺歯科クリニックです
今回は「セラミック治療の治療期間」についてお話しします。
セラミック治療とは、詰め物や被せ物をセラミックにするための治療です。

以前まで詰め物や被せ物の材質は銀歯が一般的でしたが、審美性や二次虫歯になるリスクの高さなどの問題から、最近ではセラミックが主流になりつつあります。
そこで、ここではセラミック治療を行う際の治療期間について説明します。

セラミック治療の治療期間

結論から言うと、セラミック治療の治療期間は1本につき2~3週間ほどになります。
もちろん、その期間毎日通院わけではないため、通院回数で言えば2回ほどの通院で終わります。
最も、これは順調に治療が進んだ場合の最短ケースですので、実際にはこれより長くなることもあるでしょう。

例えば、神経の治療が必要になった場合などはその分の治療期間が余分にかかります。
また、治療する本数が多ければそれだけ治療期間も長くなるため、これらの場合はおよそ1ヶ月~3ヶ月を目安にしておくと良いでしょう。

セラミック治療の流れ

歯科医院によって細かい点に違いはあるものの、一般的にセラミック治療の流れは次のようになります。

STEP1. カウンセリング

セラミック治療の説明が主となり、セラミック治療をする上での口腔内の健康状態も確認します。
患者さんも歯科医に要望を伝えることができますし、不明点や疑問点もこの時に質問できます。
ちなみに、カウンセリングを受ける時点ではまだ正式に治療が決定していないため、歯科医の説明やカウンセリングの結果次第で治療を断ることも可能です。

STEP2. 仮歯の装着

歯を削って仮歯を装着します。目的はセラミックが完成するまでの見た目の問題を補うためと、噛み合わせの状態の記録です。ちなみに、差し歯をした場合は歯肉が下がることで違和感が生じるため、仮歯の装着によって歯肉の状態を調整することも大切です。仮歯はあくまで仮歯ですが、こうした目的や重要性を兼ねているため、一般的にはオーダーメイドのものを使用します。

STEP3. 歯型を取る

仮歯を装着して2週間ほど生活し、その中で異常の有無を確認します。
確認すべき点は、違和感、噛み合わせ、痛みなどで、これらに問題がなければセラミックの製作に進みます。
そのためこの段階で歯型を取り、取った歯型を元にして模型を作り、そこから本格的にセラミックを製作していきます。

STEP4. セラミックの製作

これは完全に歯科医院側の作業であり、このステップの内容は患者さんの治療とは無関係です。
取った歯型を元にしてセラミックを製作していきますが、一般的に工程自体は歯科技工士が歯科技工所やラボにて製作します。
医療技術の進歩により、近年では専用の機械によるコーピングや短期間での製作も可能です。

STEP5. セラミックの装着と確認

セラミックが完成した後、仮歯を外してセラミックを装着します。
専用のセメントで接着した時点でセラミックでの生活が可能になりますが、2週間ほど日常生活を過ごした後に改めて状態を確認します。
確認すべき点は、セラミックがしっかり固定されているか、接着剤の取り残しの有無などです。

メンテナンスの重要性

セラミックのメリットの中に「長持ちする」や「寿命が長い」などが挙げられますが、あくまでそれはケアやメンテナンスを怠らないことが前提です。
セラミックは自由診療であり、材質的には保険診療の銀歯よりも質の高いものになります。

ですから材質の差で相対的に長持ちしやすいのですが、ケアやメンテナンスを怠れば、いくらセラミックでも寿命が長いと言えるほど長持ちはしないでしょう。
治療後は定期的に検診を受け、その都度セラミックの状態を確認してもらってください。

こうした、ケアやメンテナンスを大切にすることがセラミックを長持ちさせるコツですし、何よりそれは歯の健康状態を維持するためにも必要なことなのです。
最も、定期検診が大切なのはセラミックに限らず、天然の歯においても言えることです。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、セラミック治療の治療期間についてまとめます。

1. セラミック治療の治療期間 :一般的に1本につき2~3週間ほどだが、健康状態や治療する本数で異なる
2. セラミック治療の流れ :カウンセリング、仮歯装着、歯型を取る、セラミックの製作、セラミックの装着
3. メンテナンスの重要性 :セラミックを長持ちさせるにはメンテナンスが欠かせない

これら3つのことから、セラミック治療の治療期間について分かります。
まとめると、セラミック治療の治療期間は一般的に1本につき2週間~3週間ほどです。
ただし、それを断言することまではできません。

歯の状態次第では別の治療が必要になることがあり、そうなると治療期間は長くなりますし、セラミックにする歯…つまり治療対象の歯が増えればやはり治療期間も長くなります。
イメージするのであれば「最短で2~3週間、長く見た時の目安は1ヶ月~3ヶ月」と思っておけば良いでしょう。

噛み合わせは虫歯治療でも悪くなる? [2019年03月01日]

「桃井第四小前」で下車後、徒歩1分にある西荻窪の善福寺歯科クリニックです。今回は「噛み合わせは虫歯治療でも悪くなる?」についてご説明します。

今まで顎や噛み合わせに問題なく過ごしていた方でも、虫歯治療などが原因で噛み合わせが悪くなることがあります。どうして虫歯治療で噛み合わせに問題が生じるのかをご説明します。

虫歯治療後の詰め物やかぶせ物で噛み合わせが悪くなる

噛み合わせの理想は、すべての歯でバランス良く噛み合っている状態をいいます。「奥歯や前歯だけ」「左右差のある噛み合わせ」だと噛み合っている場所が少なくなり、全体的にうまく噛み合っていません。その場合特定の歯だけでに圧力がかかってしまうため、歯を痛める原因となってしまいます。

今まで問題なく噛めていたという方でも、虫歯治療などを受けたことが引き金となって噛み合わせに問題を生じることもあるのです。

詰めものが摩耗した

虫歯治療は「修復」治療です。虫歯になった歯を削り、その部分を他の材料で修復することで元の歯の機能に戻します。

このとき保険治療であれば「銀歯」や「プラスチック」等が使用されます。これらの材質は患者さまの咬合力によっては、摩耗してしまうことがあります。特にプラスチック性のレジン充填を咬合面(歯と歯が噛み合う面)に使用した場合、すり減って鉢状になり、その部分が他の部位よりも深く噛み合ってしまうことがあります。

プラスチックを使用した治療は、治療部位が天然歯と見分けがつかないほどに審美的に優れた治療ができ、銀歯治療よりも歯を削る量を抑えることができます。ですが経年劣化で噛み合わせに影響をもたらしたり、色が変色するデメリットもあるのです。全ての治療にはメリットとデメリットが存在します。保険内でただ白い材質がよい!といだけでなく、しっかり治療の両面を確認したのち治療をうけるようにしましょう。

奥歯の位置に問題のある被せ物がある

噛み合わせとは上下の歯が接触した状態をいいます。ものを噛むときにはただ歯を上下させているわけではなく、下顎を回転させるようにしてものをすりつぶす動きをしています。

虫歯治療で新たに入れた被せ物・詰め物が全体的な高さに比べて高すぎたり、低すぎると噛み合わせに問題を生じてしまいます。お口の中の噛み合わせはほんのすこしの差でも違和感として感じます。治療中には高さに違和感を感じなくても食事をしたり、日常生活に戻ると治療部位の違和感が気になってくることもあるのです。

高すぎる詰め物・被せ物が入っている場合は、被せ物の部分を削って調整することでよい状態に戻すことができますが、低すぎる詰め物・被せ物の場合は、場合によっては一度取り外して再治療をする必要がある場合もあります。

一口腔単位での治療がされていない

歯科治療は虫歯の治療であっても1本単位の治療ではありません。お口の中全体を見て、一口腔単位でバランスをとりながら治療する必要があるのです。

治療を受ける際にしっかりお口の中のバランスまで考えて治療を行ってくれる歯科医院での受診をお勧めします。

虫歯を放置したり、歯が抜けたままにするのは危険!

痛みの出ている歯を放置したり、歯が抜けたままにすることはよくありません。お口という器官は順応性の高い器官です。「歯1本が抜けてしまった」「虫歯で痛みが出ている」としても食事をとることができます。時間ができたときでよい」と後回しのままにしていると、徐々に口内環境のバランスが崩れてしまうのです。

歯が抜けた両隣の歯は抜けた箇所を埋めるように倒れ込み、対合の歯も徐々に伸びてきます。一度噛み合わせが崩れると完全に元の状態に戻すのは難しくなります。

また痛みの出ている場所を放置し続けるのもよくありません。無意識のうちに痛みの出ている場所で咀嚼するのを避けるため、長期間にわたりそのままだと左右の噛み合わせのバランスが崩れます。

痛みが出ている、歯がなくなったという場合はできるだけ早めに受診するようにしましょう。何事も早期発見・早期治療で余分な治療を避けられます。

しっかり噛み合わせ治療が行える歯科医院で治療を!

噛み合わせに力を入れている歯科医院であれば、虫歯治療の際にもしっかり全体のバランスをとりながら治療を行ってくれます。

「この歯は◯◯歯科で、他の歯は◯◯歯科」というように何箇所も歯科医院をはしごして治療を受けていると、どうしても一口腔単位での治療ができません。しっかり「かかりつけの歯科医院」を決めて、トータル的な治療をうけることがご自身の噛み合わせを整える、ひいては将来の虫歯・歯周病リスクの少ない口腔環境に整えることができるでしょう。

まとめ

いかがでしたか?最後に「噛み合わせは虫歯治療でも悪くなる?」についてまとめます。
・虫歯治療後の詰め物、被せ物が摩耗することで噛み合わせに影響を与える
・保険治療で使用するプラスチック製の詰め物は特に削れやすい
・奥歯の詰め物、被せ物の高さが原因でも噛み合わせに影響が出る
・歯の欠損をそのままにしておくと歯並びが変わって、噛み合わせが崩れる
・歯の痛みが出ている場合も、無意識のうちに痛みのある場所を避けて噛むため噛み合わせに影響が出てくる

セラミックの歯が取れた!原因はなに? [2019年02月01日]

桃井第四小前」で下車後、徒歩1分にある西荻窪の善福寺歯科クリニックです。今回は「セラミックの歯が取れた!原因はなに?」についてご説明します。

せっかく高い費用を払っていれたセラミックが銀歯のようにすぐに取れてしまうのではないかと心配でセラミック治療に踏み切れない方、セラミックが取れてしまう原因についてご説明します。

セラミックは「基本」外れることはない

セラミックは接着剤を用いて完全に歯と接着させます。そのため歯とセラミックの間に隙間が生じにくく、一度接着させてしまえば簡単には外れません。

一方銀歯はセメントを用いて合着させている状態で、完全にはくっついていません。あくまで外れにくくしている状態です。よって粘着性のあるガムやお餅を食べた際に銀歯が外れてしまうことがあります。このため銀歯治療は歯との隙間に二次虫歯を生じやすくなります。また銀歯を合着させるセメントは経年劣化するため、治療後数年経つと外れやすくなります。

セラミック治療を受けようか悩んでいる方で、外れてしまうのではないかと心配される方もいらっしゃいますが、銀歯のように外れてしまうことはまずありません。

セラミックの歯が取れる原因は「強い負荷がかかった」

セラミック治療後に外れてしまう可能性がある場所として、前歯を治療した際が考えられます。

前歯は顔の審美性に大きく関わる場所としてだけでなく、発音等にも関係してきます。前歯は物を噛み切る機能だけでない重要な役割のある部分です。

前歯を触る舌癖がある

無意識に前歯を舌で触ったり、飲み込みする際舌を突き出す誤った嚥下を行っている等の癖がある方は注意が必要です。これら舌癖は1回の力は小さくても、1日600回以上嚥下動作を繰り返し行うため、歯並びに影響を及ぼします。そのため、セラミック治療を行った歯も日常的に負荷がかかり続けていれば、歯が動揺したり、セラミックと歯の隙間に破折が生じることがあります。

本来舌は「スポットポジション」と呼ばれる上顎の部分(上前歯の歯茎あたり)にくっついているのが正常です。元来舌癖があり、出っ歯になっていた方や前歯がすきっ歯になっている方は、舌癖を改善しなければ脱離を繰り返したり、歯の位置が変わってくる可能性があります。

するめ等を前歯を使って噛み切る

いくら良い治療をおこなったとはいえ過度な負荷がかかれば、セラミックと歯の部分に破折が生じて、外れてしまう可能性もあります。治療した場所で噛み切る等の負荷をかけないようにしましょう。外れることがなくても、セラミックが欠けたり、割れてしまう原因となります。

噛み合わせが緩衝する場所がある

「なんども同じ場所の銀歯が外れてしまう」「セラミック治療した箇所も外れてしまった」という方の場合、噛み合わせが影響を及ぼしている可能性があります。噛み合わせは一口腔単位で見ていかなくてはなりませんが、一部分に負荷がかかっている状態だと、何度も詰め物・被せ物が外れてしまうことがあります。

セラミックの歯が取れる原因は「虫歯の取り残し」

セラミック治療した場所が簡単に取れることはまずありません。ですが上記のような「強い負荷がかかった」こと以外で歯の神経を除去した後の差し歯治療が土台部分から外れてしまうことがたまにあります。

その原因として考えられるのが、虫歯の取り残しです。虫歯を取り残すことなくしっかり治療していなければ、いくら良いセラミック治療を行っても外れてしまいます。外れたからとなんども接着しても、内部にある虫歯をしっかり治療しなくては、また脱離を繰り返すことになります。

セラミック治療は銀歯よりもしっかり接着しているため、隙間に二次虫歯を生じにくいです。丁寧な治療を行ってもらえていれば、虫歯が原因で脱離することは少ないです。

詰め物・被せ物が外れてしまった場合の対処法

外れてしまった場合は、早めに歯科医院を受診して処置してもらうようにしましょう。ものが取れたままの状態だと、清掃性が悪くなるため虫歯のリスクが上がりますし、差し歯のような大きな被せ物の場合、対合する歯がのびてきて、いざ元に戻そうとしても噛み合わせがずれてはまらないことがあります。

外れたものを口の中に戻さない

脱離したセラミックをそのまま口の中にいれておくのは止めましょう。誤って噛んでしまった場合、セラミックが破折してしまうことがあります。戻せなくなってしまうので、取れたものは小さな袋や入れ物にいれた状態で持参してください。外れたものの状態が良ければ、そのまま再接着できます。

自分で接着しようとしない

詰め物や入れ歯など、物が欠けたり割れたりした時にご自身で元に戻そうと手持ちの接着剤を使用する方がたまにいます。ご自身で接着することは絶対にオススメできません。

接着剤が身体に悪いという理由だけでなく、歯との隙間に雑菌を繁殖させてしまうため、二次虫歯の可能性を高めてしまいます。また高さが合わなくなったり、隣在歯との隙間に接着在が入ってしまった場合、取り除くのが大変です。

まとめ

いかがでしたか?最後に「セラミックの歯が取れた!原因はなに?」についてまとめます。

・セラミック治療は銀歯よりも外れにくく、基本は取れることがない
・セラミック治療で取れる可能性が高いのは前歯
・セラミック治療した前歯で「噛み切る」「舌で押さえる」と負荷がかかって取れる可能性がある
・虫歯の取り残しがあると外れてしまう可能性がある
・セラミックの詰め物・被せ物が外れてしまった場合は、早めに受診する

噛み合わせが原因で歯周病になる? [2019年01月08日]

「桃井第四小前」で下車後、徒歩1分にある西荻窪の善福寺歯科クリニックです。今回は「噛み合わせが原因で歯周病になる?」についてご説明します。

歯周病は清掃不良が原因だと思われていますが、噛み合わせによっても歯周病が悪化することがあります。今回は噛み合わせと歯周病の関係性についてご説明します。

歯周病は「細菌由来」だけではない

歯周病の原因となるものは「歯周病原因菌による細菌由来」と、悪習癖などの一定の負荷や歯列不正が原因で起こる「噛み合わせ由来」のものがあります。ブラッシングをしっかり行い、定期的に通院をしていてもなかなか歯周病が改善しない方やお口の中の一部分のみ歯周病が改善しない方は、「噛み合わせが原因」で歯周病が進行している可能性があります。

まずは歯周病の原因を特定する必要がある

歯周病菌が原因なのか、噛み合わせが原因なのかを特定するためにも、まずは精密な検査が必要です。
普段のブラッシングの仕方、磨き残しの有無、唾液の質や量、歯周病の原因菌の数、歯周組織検査など、様々な要因から原因を特定していきます。
原因が特定したら、まずはお口の中のクリーニングとともに噛み合わせの調整を行います。

歯ぎしり噛みしめの有無も歯周病に関係する

夜間寝ている時に行う歯ぎしりやくいしばりも歯周病に関係します。無意識に起こるためご本人は自覚症状がないことが多く、ご家族や友人から指摘されて初めて歯ぎしりくいしばりに気づくこともあります。

お口の中を精密検査して、歯ぎしりやくいしばりの症状が口内に出ている方には、マウスピースを使用した治療を行います。夜間マウスピースを使用し、削れてくるマウスピースを確認することで、ご自身が「歯ぎしり」「くいしばり」をしているのだと自覚してもらうことができます。
また、自分の歯を削れるのを予防することにもつながるので、歯ぎしりやくいしばりの疑いのある方には、マウスピースを使用した治療はおすすめです。

1本の歯を欠損すると加速して歯周病が進行する

お口の中に違和感や痛みがあると、その部分を避けて、人は自然とその反対側で物を噛むようになります。バランスの悪い咀嚼を続けていると、それが原因となって噛み合わせが悪くなってしまいます。

また、歯周病は歯を失う原因の第1位です。歯周病が進行すると歯が動揺を起こし、歯が抜け落ちてしまいます。歯が抜けてしまうと両側の歯が傾き、両サイドの歯も清掃不良や噛み合わせの不良から、より歯周病が進行してしまいます。歯を1本でも失ってしまうと噛み合わせが崩れてしまうため、歯周病の進行が加速してしまうのです。

「歯がしみる」「痛みがある」などお口の中に小さな違和感を感じている場合は、早めに受診して治療を受けることをお勧めします。小さな症状に過ぎなかったものも、時間が経つと噛み合わせの不調から歯周病、ゆくゆくは抜歯になる可能性もあります。噛み合わせは日頃の小さな習慣から変化します。大きな治療を必要とする前に、何かしらの不調を感じたらまずは当院にご相談下さい。

噛み合わせを整えることで歯周病が改善することも

一部分に負荷がかかっている噛み合わせだと、その部分の歯周ポケットが深くなり、ポケット内に細菌やプラークが蓄積していくことで、より歯周病が進行します。

噛み合わせを整えたり、矯正で歯列不正を治療することで、歯周病の進行を抑制することが可能です。矯正治療で噛み合わせを整えることで、深かった歯周プケットが大幅に改善することもあります。

歯周病は歯を支える骨を失う病気です。一旦歯周病に罹患すると、完治することはありません。歯周外科処置などの方法で歯を支える骨を再生させる方法もありますが、まずは噛み合わせを整えなければ、どのような治療を行っても歯周病を改善させることは難しくなります。

歯周病治療は噛み合わせ治療も同時に行う必要あり

歯周病治療において、ご自身で行う予防セルフケアが最も大切です。またそれでけでなく、定期的なプロフェッショナルケアで、歯科衛生士が綺麗にお口の中を清掃することも大切です。歯を磨く習慣はあっても、完全に歯を綺麗にすることはとても難しいことです。定期的なクリーニングでお口の中を綺麗にすることでより良い状態を維持できるように促します。それと同時に、噛み合わせの状態を確認し、歯周病治療を並行して行うことで、歯周病治療の効果をより発揮しやすくなります。

噛み合わせは、日頃の頬つえや寝方などの習慣でも少しづつ変化します。ストレスがたまった、体調を悪くしたなどの要因から一気に噛み合わせが悪くなり、顎関節症を併発することもあります。
歯周病治療とともに、定期的な検診でお口の中に変化はないか、噛み合わせに異常はないかをしっかり確認していく必要があります。

まとめ

いかがでしたか?最後に「噛み合わせが原因で歯周病になる?」についてまとめます。
・歯周病治療を継続的に行っているのに、一向に改善しない方の中には神泡sが原因の方もいる
・噛み合わせと歯周病は、相関関係にある
・定期的なプロフェッショナルケアとともに、噛み合わせの状態も確認していく必要がある

顎関節症が原因で頭痛になる? [2018年12月15日]

「桃井第四小前」で下車後、徒歩1分にある西荻窪の善福寺歯科クリニックです。
今回は「 顎関節症が原因で頭痛になる?」についてご説明します。
顎関節症は虫歯、歯周病に次ぐ第3の歯科疾患と言われています。歯科が原因となって頭痛などの他の病気にも繋がることもあります。

顎関節症は顎の痛みだけはない

顎関節症は「顎関節及び咀嚼筋の痛み」「関節雑音」「関節障害ないし顎運動異常」の少なくとも1つ以上症状があることが特徴です。この症状は顎の関節を形成する骨・筋肉・関節円板・靭帯などに問題が生じたときに、症状として現れます。

顎がずれるということは、身体全体のバランスにも影響を及ぼします。姿勢が崩れて首や肩の血行が悪くなることで、首こりや腰痛、肩こりに繋がることもあります。また、血流の流れが滞ることで、顎関節症や噛み合わせが原因で頭痛を伴うこともあります。

長年頭痛に悩まされていた方が顎関節症の治療を受け、症状を改善された方もいらっしゃいます。顎関節症は口の開閉や食事をとるときの痛みだけでなく、頭痛や肩こり以外にも、耳鳴りやめまい、舌痛、味覚異常などの症状が出ることもあります。

ただ顎関節症の治療を行っても症状が改善されない場合は、他の疾患を疑う必要があります。

顎関節症の症状のタイプ

顎関節症はそれぞれ5つのタイプに分類できます。

Ⅰ型…筋肉の異常

食事をとるときに動かす大きな筋肉が筋肉痛を起こしている状態です。「咬筋」は頬に手を当てて噛みこんだときに盛り上がる筋肉、「側頭筋」はこめかみ周辺に指を置いて噛みこんだときに盛り上がってくる部位にある筋肉です。

硬いものや咀嚼回数の必要な食事をとったときに、疲労で痛みを伴います。こめかみ部分に痛みを生じたときに、頭痛と訴える患者さまもいらっしゃいます。

Ⅱ型…関節靭帯の異常

関節靭帯が捻挫をした状態です。顎関節は耳の穴から1cm前あたりにあるため、中には耳の痛みとして感じる方もいらっしゃいます。

Ⅲ型…関節円板の異常

上顎と下顎の骨の間に挟まれた組織のことを関節円板と言います。この部分に異常が生じていると「ポキポキ」「ガリガリ」といった雑音を生じます。
雑音のみであれば特に治療は必要ありませんが、開口障害にまで発展した場合はより専門的な治療を要する場合もあります。

Ⅳ型…骨の異常

下顎の関節部分の変形により、痛みや開口障害を伴います。この場合、レントゲンやCTを撮影することで診断することが可能です。場合によっては外科処置で治療をする必要もあります。

Ⅴ型…どれにも当てはまらない

顎関節症タイプ別改善方法

上記のタイプ別にご自身で出来る症状の改善方法をご紹介します。Ⅳ型やⅤ型はご自身では症状を改善することができないため、しっかり歯科医院で治療することをお勧めします。

Ⅰ型…筋肉の異常

顎を休ませるために、咀嚼の簡単な食事や筋マッサージで改善できます。
筋マッサージは側頭筋や咬筋部分に指2〜3本揃えた状態で、優しく円を描いてマッサージします。

Ⅱ型…関節靭帯の異常

大きく口を開閉することを避ける、食事を小さめに分けて食べる等出来る限り顎を大きく開けないようにします。

Ⅲ型…関節円板の異常

運動療法で関節円板の位置を元に戻すことができます。

⒈こめかみ部分に指を3本揃えて置く
⒉下顎を左右にゆっくりと移動させる
⒊そのまま下顎を前方に突き出す
⒋出来る限り大きく口をゆっくり開ける

関節円板が正しい位置に戻るように、毎食後や暇な時間に運動療法を繰り返し行う必要があります。自己流だと元の位置に戻らなかったり、より症状が悪化する可能性もあるので、一度当院で指導を受けられることをお勧めします。

顎関節症のセルフ診断法

ご自身で簡単に顎関節症かどうかを判断する方法をご紹介します。

人差し指から薬指の3本を縦の状態にして口に入れる

①指3本を縦にした状態で口に入れることができない
②指を入れることができるが、痛みを伴う

耳の穴から1cm程前あたりに人差し指と中指の2本を揃え、口を開閉する

③ポキッ、ガリッという雑音を感じる
④口を開閉したときに触れる骨の出っ張り方が左右で違う
⑤口を開閉したときに触れる骨の出っ張りがほとんど動かない

起床時

⑥顎の開閉に違和感があったり、痛みを伴う

食事中

⑦硬いものや何度も咀嚼を要する食事のときに、顎の痛みや違和感を伴う

①〜⑦のうち、どれか1つでも当てはまる症状がある場合は、顎関節症の疑いがあります。

⑥の起床時のみに顎の痛みや違和感を感じる場合、無意識のうちに歯ぎしりやくいしばりをしている可能性があります。歯ぎしりやくいしばりはご自身で気づくことができないため、周囲のご家族からの指摘で気付かれる方が多いです。ですが中には「ギリギリ」音を立てずに食いしばっている方もいらっしゃるので、起床時の顎の痛みや歯の痛みを感じたら、一度ナイトガードを作ることをお勧めします。

⑦の食事中に顎の痛みや違和感を感じる場合、その食事1回限りの症状なのか、常時食事のたびに感じているのかで治療の有無が変わってきます。1度限りのことであれば、咬筋の筋肉痛だと考えられるため、顎を休めるだけで症状が改善されます。ですが、食事のたびに痛みを伴っている方は、顎関節症の診察を受け、治療されることをお勧めします。

まとめ

いかがでしたか?最後に「 顎関節症が原因で頭痛になる?」についてまとめます。
・こめかみ部分にある側頭筋の筋肉異常で頭痛だと感じることもある
・噛み合わせがずれている状態だと体のバランスも崩れ、血行不良になり、頭痛を伴うこともある

顎関節症の治療はどのようなことをするの? [2018年11月15日]

「桃井第四小前」で下車後、徒歩1分にある西荻窪の善福寺歯科クリニックです。今回は「顎関節症の治療はどのようなことをするの?」についてご説明します。
「口が開きにくい」「顎が痛い」等の症状があると、普段の私生活でも辛いです。治療をおこなえば、症状が緩和され悩みを解決することができます。顎関節症の治療を行いたい方は、是非参考にしてみてください。

顎関節症の治療法は人により様々

顎関節症はただ噛み合わせや歯並びが原因で起こる病気ではありません。多因子要因で発症します。そのため「今までは痛みが生じていなかったのに、急にお口の開閉で痛みが出た」ということも十分あります。発症するトリガーとなるものが、度重なる日常のストレスによるものかもしれませんし、食事で固い物を食べたのが原因かもしれません。
何が要因で症状を発症するようになるのかは、人によって違います。そのため、患者さまの容態に合わせた治療法の選択を行います。

顎関節症の治療に要する期間は?

顎関節症の重症度によって治療に要する期間も異なります。軽度の方であれば、行動療法をおこなうだけですぐに症状がなくなる方もいます。重度の方の場合、完治することなく顎関節症の症状とうまく付き合っていく、症状が出ないように管理していくことを目的に治療を進めることもあります。
多因子要因の治療の難しいところですが、顎関節症はこの程度の期間治療したら必ず治るという物ではありません。人によっては症状が消えたり、数年時間が経った後に何らかのタイミングで症状が再発する場合もあります。

顎関節症の痛みの原因

顎関節症は関節あるいは顎の筋肉の痛み、口の開閉時の雑音、お口の開きにくさといった開口障害があります。これらの症状が出る病態には、顎やお口周りの筋の機能障害や痛み、靭帯障害、関節円板の障害、関節の変形等が考えられます。

左右差や負荷がかかる噛み合わせの状態だと、筋肉や靭帯に影響が出て痛みを伴います。また痛みが出た状態を長年放置していると関節が変形を起こし、痛みが出ていることもあります。軽症の場合だといつの間にか症状がなくなっていたという場合もありますが、関節が変形を起こしている場合や関節円板の障害によるものだと、しっかり治療をおこなわなくては一向に症状が改善しません。

どの部分が原因で痛みが生じているのかをしっかり診査・診断し、アプローチしていく必要があります。

レーザーによる温熱療法

顎関節の部位にソフトレーザーを照射します。レーザー治療は痛みはなく、照射部分がほんのり温かくなります。開口障害や顎関節や顎の筋肉の痛みが出ている場合、痛みを緩和させることができます。

マウスピースによるスプリント療法

顎のズレが生じている場合、上顎にマウスピースを装着して顎の位置を整えるスプリント療法を行います。マウスピースにもハードとソフトと種類があり、患者さまのお口の状態によってマウスピースの種類を使い分けます。

歯ぎしりやくいしばりを夜間行っている方に対しては、ナイトガードのマウスピースを使用します。夜間の歯ぎしり・くいしばりを軽減することで、顎関節症の症状を和らげることができます。

歯ぎしりやくいしばりの改善をおこなう行動療法

睡眠時無意識で行っているブラキシズム(歯ぎしり・くいしばり)と覚醒時ブラキシズムがあります。これらは過度な力が関節や筋肉にかかってしまうため、顎関節症の症状が出てしまいます。

まずはご自身がブラキシズムを行っている自覚はあるか確認をおこない、睡眠時におこなうものに対しては、ナイトガード等のマウスピースで予防を行い、覚醒時に対しては見える位置に「噛みしめない!歯を接触させない!」等の張り紙をすることで癖を改善していきます。

噛み合わせの調整

被せ物や詰め物といった治療箇所が原因で、顎関節症の症状が発症することもあります。問題となる被せ物は噛み合わせが高いだけでなく、歯が低すぎるのも噛み込みすぎるため、噛み合わせに問題が生じます。

こういった被せ物・詰め物の治療箇所があった場合には、その部分の調整をおこなうことで、噛み合わせを整えていきます。

セルフでおこなう方法

ご自身でも日常生活気をつけることで、顎関節症の症状を緩和させることができます。症状がひどくならないように、痛みを少しでも抑えるのを目的に行いましょう。

・あくび等お口を大きく開けるのを避ける
・咀嚼回数の少なくて済む食事をとる(うどんやおかゆ等)
・上下顎の歯を普段から接触させないようにする
・頬杖をする等一方の顎に負担のかかることをしない
・同じ姿勢を長時間続けるのを避ける
・食事をとる時左右バランスよく噛む
・ガムや固い物等咀嚼の必要なものを避ける
・顎や首のマッサージをする

まとめ

いかがでしたか?最後に「顎関節症の治療はどのようなことをするの?」についてまとめます。
・どの部位で痛みが生じているのかを診査・診断をおこなう
・レーザによる温熱療法
・マウスピースを使用したスプリント療法
・張り紙を用いた行動療法
・被せ物、詰め物の噛み合わせの調整
・セルフでおこなう顎関節症の症状を緩和させる方法

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