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セラミックの種類は?どれが一番おすすめ?
2025年03月14日
従来のむし歯治療では、強度と耐久性に優れた銀歯による治療が一般的でした。
しかし近年は審美的なニーズの高まりから、白くきれいな歯を希望される方が増えています。
それに伴い、セラミック素材の被せ物(クラウン)が注目されていますが、ひとくちにセラミックといっても様々な種類があり、どのセラミックを選べば良いのか迷われる方も多いのではないのでしょうか。
今回はセラミックの種類とおすすめのセラミックについて解説します。
セラミックの特徴は?
セラミックは、洗面台や食器などに使われる陶器と同じような素材で、スペースシャトルの外壁や人工関節など、様々な場所で活躍しています。
見た目がキレイ
天然の歯のような透明感のある白い色を再現できます。口を開けても目立たないため、前歯の治療や、見た目にこだわりたい方にぴったりです。
着色しにくい
天然の歯は、食べ物やタバコなどによって徐々に黄ばんだり黒ずんだりするものですが、セラミックは着色しにくい素材なので、白さを長く保てます。
体に優しい
金属ではないので、金属アレルギーの方でも安心して使えます。
セラミックの種類
では、セラミックにはどのような種類があるのでしょうか。
種類ごとに特徴を解説します。
オールセラミック
- 特徴:100%セラミック素材、審美性(透明感、光沢、白さ)が最も高い
- メリット:天然歯に近い見た目、汚れにくい、変色しにくい、二次むし歯になりにくい
- デメリット:強い衝撃で割れる可能性あり、歯ぎしり・食いしばりがある場合は不向きな場合がある
ジルコニア
- 特徴:人工ダイヤモンドと呼ばれる、セラミックの中で最も強度・耐久性が高い
- メリット:奥歯や歯ぎしり・食いしばりの強い人にも適応可能
- デメリット:審美性(透明感、色の選択肢)はオールセラミックに劣る
ハイブリッドセラミック
- 特徴:セラミックとレジン(プラスチック樹脂)の混合素材
- メリット:硬さが柔らかく噛み合う歯を傷つけにくい、保険適用の場合は費用を抑えられる
- デメリット:審美性(変色など)や機能性は他のセラミックに劣る、前歯などの目立つ箇所の治療にはおすすめできない
e-max(イーマックス)
- 特徴:ガラスセラミックを強化した素材で、透明感と強度を両立
- メリット:オールセラミックより強度があり、天然歯に近い強度で周りの歯を傷つけにくい
- デメリット:強い衝撃で割れる可能性はゼロではない
メタルボンド
- 特徴:金属の枠にセラミックを焼き付けたもの
- メリット:耐久性が高い
- デメリット:角度によって金属が見える場合がある、金属アレルギーのリスクがある、セラミックがはがれることがある
一番おすすめのセラミックは?
どのセラミックが一番おすすめかというのは、治療で何を重視したいかによって異なってきます。
それぞれの特徴やメリット・デメリットがあるので、治療で重視したいポイントをドクターにしっかり伝え、おすすめのセラミックを相談してみるとよいでしょう。
ここでは重視したいポイント別におすすめのセラミックを解説します。
見た目にこだわりたい:オールセラミック
セラミックの中で最も審美性が高いのはオールセラミックです。
自分の歯と同じように透明感や白さを再現できるので、前歯などの見えやすい箇所や見た目にこだわりたい方におすすめです。
耐久性と見た目にもこだわりたい:ジルコニアセラミック
セラミックの中で最も強度のあるジルコニアセラミックは耐久性に優れていますが、強度だけであれば、メタルボンドという選択肢もあります。
しかし、耐久性だけではなく、見た目にもこだわりたい方はメタルボンドより審美性に優れたジルコニアセラミックを選ぶとよいでしょう。
治療費を抑えたい:ハイブリッドセラミック
治療費を第一に考えたい方はハイブリッドセラミックがおすすめです。
レジンとセラミックを混ぜ合わせたハイブリッドセラミックは、オールセラミックよりも審美性や機能性の面で劣る部分がありますが、その分治療費を抑えることができます。
奥歯をセラミックにしたい:メタルボンド
金属の枠にセラミックを焼き付けたメタルボンドは、金属を使用しているため耐久性に優れています。
しかし、角度によっては金属の部分が見える可能性があるので、噛む時に強い力が必要でなおかつ目立ちにくい箇所の奥歯の治療におすすめです。
まとめ
いかがでしたか。
今回はセラミックの種類とおすすめのセラミックについて解説しました。
セラミックには様々な種類があります。
それぞれ強度や審美性、費用などが異なるため、ご自身の希望に合ったセラミックを選ぶことが大切です。
しかし、ご希望のセラミックが必ずしも全ての方に適しているとは限りません。歯の状態や噛み合わせ、ライフスタイルなどによって、最適なセラミックは異なります。
ご自身の希望だけでなく、歯の状態や予算なども考慮しながら、歯科医師とよく相談し、より良いセラミック治療を目指しましょう。