ホーム  »  ブログ  »  メタルボンドとジルコニアセラミックの違い

ブログ

メタルボンドとジルコニアセラミックの違い

2021年06月15日

 

西荻窪の善福寺歯科クリニックです。

今回は「メタルボンドとジルコニアセラミックの違い」についてお話しします。

近年では、詰め物や被せ物などの人工物の素材においてセラミックが人気です。


セラミックにはオールセラミックをはじめとした4つの種類が存在しますが、

中でも特徴が似ているのがメタルボンドとジルコニアセラミックです。

そこで、ここではメタルボンドとジルコニアセラミックの違いについて説明していきます。

セラミックのメリットとデメリット

まず、セラミックのメリットとデメリットについてまとめます。

セラミックの最大のメリットは審美性の高さであり、

人工物でありながら天然の歯と比較しても遜色のない美しさが特徴です。


また、二次虫歯を予防しやすい、長持ちしやすいなどのメリットもあり、

セラミックは審美性だけでなく機能性の高さもうかがえる素材です。

一方、デメリットのなるのが費用の高さであり、これはセラミックが自由診療になることが理由です。


また、単純な強度においても金属である銀歯に劣る部分もありますが、

そんな強度のデメリットを解消した素材となるのがメタルボンドとジルコニアセラミックになります。

メタルボンドとは

では、メタルボンドの特徴から解説します。


メタルボンドとは、「メタル」の名前が示すとおり金属を使ったセラミックです。

フレームに金属を使用して、そこにセラミックを焼き付けたのがメタルボンドであり、

金属を使っていることがメタルボンドのメリットにもデメリットにもなっています。


メリットとしては強度の高さが挙げられ、金属をフレームにしていることから、

メタルボンドはセラミックでありながら金属の頑丈さを持っています。

もちろん外見はセラミックですから、銀歯に比べて審美性は非常に高くなります。


一方、デメリットは金属アレルギーの対象になってしまうことです。

セラミックを希望する人の中には、金属アレルギーで銀歯を使用できないことが理由の人もいますが、

金属アレルギーの人はメタルボンドを使用することができません。


また、見る角度によっては金属が見えてしまうのもデメリットの一つでしょう。

そのため、審美性で比較すればオールセラミックなどに比べて劣りますし、

劣化することでセラミックが剥がれてしまい、金属が露出してしまうケースもあります。

ジルコニアセラミックとは

次に、ジルコニアセラミックの特徴について解説します。


ジルコニアとは「人工ダイヤモンド」と呼ばれる素材で、メタルボンド同様に強度の高さが特徴であり、

「人工ダイヤモンド」という点から、硬さを想像する人も多いのではないでしょうか。

もっとも、セラミックは陶器でありながらも、充分な耐久性を持つ素材であることは間違いありません。


しかし、強い力で噛むことで割れてしまうケースもあるため、

以前は奥歯ではなく前歯のみセラミックにする人が多かったのです。

その点、ジルコニアセラミックは硬すぎるといえるほど硬いため、奥歯でも安心して使用できます。


メタルボンドと比較すると、ジルコニアセラミックは金属を使用していないですし、

審美性も高いため、イメージとしてはメタルボンドの上位モデルと考えると分かりやすいでしょう。

もちろん、金属を使用していないことから金属アレルギーの人でも使用可能です。


ただし、メタルボンドと比較した場合もデメリットもゼロではありません。

それは費用の高さであり、性能が優れている分ジルコニアセラミックはメタルボンドよりも費用が高く、

少しでも費用を抑えることを重視するならジルコニアセラミックは不向きでしょう。

メタルボンドとジルコニアセラミックの比較

メタルボンドとジルコニアセラミックでどちらがおすすめかといえば、答えは患者さんの要望によって変わります。

どちらも強度が特徴のセラミックになるため、

これらのセラミックを希望する人は、セラミックに「強度」を求めていることは間違いないでしょう。


それに加えて少しでも審美性の高さを求めるならジルコニアセラミックがおすすめですし、

金属アレルギーの人なら消去法でジルコニアセラミックになります。

一方、費用の安さを重視する人はメタルボンドがおすすめです。


つまり、「強度以外に何を求めるのか」によっておすすめのセラミックは決まり、

大きく分けると「審美性重視ならジルコニアセラミック」、「費用重視ならメタルボンド」になります。

まとめ

いかがでしたか?

最後に、メタルボンドとジルコニアセラミックの違いについてまとめます。


1. セラミックのメリットとデメリット :メリットは審美性の高さなど、デメリットは費用の高さなど

2. メタルボンドとは :金属のフレームにセラミックを焼き付けたタイプ

3. ジルコニアセラミックとは :人工ダイヤモンドを使用したセラミック

4. メタルボンドとジルコニアセラミックの比較 :審美性・費用などの要望によってどちらがおすすめか決まる


これら4つのことから、メタルボンドとジルコニアセラミックについて分かります。

セラミックには、他にもオールセラミックとハイブリッドセラミックが存在するため、

メタルボンドとジルコニアセラミックもあわせて、自分に最も合ったものを選びましょう。

なお、取り扱うセラミックの種類は歯科医院ごとで異なります。